「兜飾りのメリットなどを知りたい」
「五月人形を買うタイミングはいつ?」
「兜飾りの選び方や種類を知りたい」
五月五日の端午の節句に飾る五月人形は、大きく外飾りと内飾りの2種類に分けられます。
外飾りとは、屋外に立てる飾りのことで、鯉のぼりや武者絵のぼりが該当します。
一方の内飾りとは、屋内に飾る飾りの総称です。
鎧飾り・兜飾り・大将飾り・武者人形・収納飾り・着用飾り・ケース飾りなど様々な種類がありますが、これらの中で最も豪華な節句飾りが鎧飾りです。
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鎧飾りのメリット
鎧飾りは、兜・鎧・弓矢・太刀といった鎧道具がセットになっているタイプで、大きく源平時代の大鎧と戦国時代の胴丸鎧という2種類に分けられます。
鎧飾りは、豪華で見栄えが良いというメリットがありますが、ある程度のスペースがないと飾れないとともに、収納スペースも確保する必要があります。
価格に関しても他のタイプよりも高額で、10~50万円ほどが相場となっているため、スペースや予算の関係から中々手が出せないという方も多いかと思いますが、そのような方におすすめなのが兜飾りです。
兜飾りとは
兜飾りとは、兜のみで構成された節句飾りのことを指します。
鎧飾りと比べるとシンプルな飾りではありますが、弓矢や太刀、台、屏風などが付属しているものが大半なので、十分に豪華な飾りとなっています。
また、鎧飾りと比べてパーツが少ないため、飾るためのスペースや収納スペースが限られる場合でも比較的簡単に飾ることが可能で、価格に関しても鎧飾りほど高くはなく5~30万円ほどが相場です。
加えて、兜の種類も豊富で、上杉謙信や伊達政宗、真田幸村といった有名武将の兜をモデルに作られたものも数多くあります。
さらに、近年はプラスチック製のものも増えており、実際に子供が着用できるものも少なくありません。
このような特徴があるため、兜飾りは内飾りの中で最も人気が高いタイプとなっています。
(参考:コンパクト 兜)
五月人形を飾るタイミングやしまうタイミング
なお、鎧や兜は武士にとって身を守るための大切な道具なので、内飾りには男の子が病気や事故といった災厄を回避し、力強く成長するようにという願いが込められています。
また、五月人形を飾るタイミングやしまうタイミングは、厳密に決まっているわけではありません。
ただし、五月人形は一夜飾りになると縁起が悪いので注意が必要です。
早くから飾る分には問題ないので、可能な限り4月中に飾るように心がけましょう。
一般的には、3月の春分の日を過ぎたころから、4月中旬までに飾るケースが多いようです。
飾る場所についても、特に決まりがあるわけではありませんが、直射日光が当たる場所に飾ってしまうと劣化が進んでしまうので注意しましょう。
加えて、五月人形は金属部分が多いため、湿気に弱いという側面もあります。
そのため、高温多湿な場所に飾るのも避けるのが大切で、飾り付けは天気が良い日に行うのがおすすめです。
飾り付けの際は手袋を着用するのが基本
また、飾り付けの際は手袋を着用するのが基本です。
手袋を着用せずに五月人形に触れてしまうと、手の脂によってサビが発生してしまう恐れがあります。
特に、金属部分に素手で触らないように注意を払うことが大切です。
五月人形をしまう際も、天気が良い日を選択しましょう。
5月下旬になると梅雨が近づいて湿度が高くなるので、可能な限り5月中旬までに片付けるのがおすすめです。
片付ける際も手袋を着用するとともに、箱の中には防虫剤や除湿剤を入れておきましょう。
五月人形を購入するタイミングについて
五月人形を購入する際は、タイミングを逃さないことが大切です。
五月人形は2月下旬から店頭に並びはじめ、4月上旬頃にピークを迎えますが、時期が遅くなればなるほど人気のある五月人形は売り切れになってしまう恐れがあり、選択肢がどんどん狭まってしまいます。
五月人形は、手作りの飾りで量産品ではないので、売り切れになってしまうと同じものを購入するのは困難になってしまうので、早めに購入することをおすすめします。
また、上記の通り兜飾りには様々な種類があるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いかと思いますが、内飾りを購入する際はまず家の中のどの場所に飾るのかを決めておくことが大切です。
飾る場所を決めておけば、自ずと五月人形のサイズが決まるので、選択肢を狭めることができます。
なお、飾る場所が決まっていない場合は、小さいサイズのものを選んでおくのが無難です。
コンパクトなサイズであれば、様々な場所に飾れるとともに収納場所にも困らないので、飾る場所に悩んでいる場合は小さいサイズのものを選ぶと良いでしょう。
また、五月人形を選ぶ際は、数多くの人形を見て好みのデザインを見つけるのが基本となりますが、デザイン選びで迷った際は、好きな戦国武将の兜から選ぶのがおすすめです。
まとめ
好きな武将の兜であれば、毎年飾るのが楽しみになるでしょう。
さらに、五月人形を選ぶ際は、価格やデザイン、サイズだけでなく、アフターサービスの充実度にも注目しましょう。
五月人形は毎年出し入れするものなので、飾り付けや収納の際に壊してしまうケースが少なくありません。
そのため、修理サービスなどのアフターサービスが備わっている店舗で購入すると安心でしょう。
最終更新日 2025年5月15日 by estwittering