ネットランドが考える経営コンサルティングとは?

特に中小企業に多いですが、経営方針に行き詰った場合にとても味方になってくれるのがネットランドなどの経営コンサルティングです。
これは正式な資格がある訳ではなく、誰でも名乗る事ができる非常に便利な肩書で以前はハイパーメディアクリエイターという肩書がテレビで話題になったりしましたが、同じようなものと捉えて問題ありません。

中には中小企業診断士のような正式な資格と併用して名乗っている場合もあります。
その理由は至って簡単で依頼者にとって非常に分かりやすい肩書だからです。

経営コンサルティングは誰でも名乗れるとあって、いわゆる裏の世界の人が会社に近づく際に名乗る場合も多いです。
例えば会社経営に行き詰り借金を抱え、中には闇金融と呼ばれるようなところからも借りていて、その闇金融への借金が返せなくなった場合、普通なら倒産して終了となりますが、ここで実質闇金融の中の人ではありますが経営コンサルティングが登場して会社を潰すいわゆる整理屋が登場します。

今の段階で資産性のある車やコピー機など一見すると会社を運営していく上で必要性のあるものを購入やリースをして債権者の目を暗まします。
納品されたらそれを買取ってくれる業者に売ってしまい現金化し、その元気は闇金融への借金返済やコンサルティング料、そして残った一部は経営者に100万円程度夜逃げ資金としてもたせるのです。

整理屋と呼ばれる人たちが暗躍していた歴史も・・・

あとは債権者集会を経て破産処理となる流れです。
今ではそういった手口を行う事も難しくなりましたが、昭和後期や平成の半ばぐらいまでは整理屋と呼ばれる人たちが暗躍していた歴史もあります。

中には倒産後に怪しまれないように債権者から債権を買い取る場合もあります。
その目的もいろいろあって一番大きい債権者になる事で発言権を増す事ができますので債権者代表となる事ができます。

また破産後に分配する事になりますが、その債権の割合によって分配されますので大きければ大きいほど有利になります。
一見すると他の債権者から債権を買い取っていれば損をするのではないかと思われますが、その際の購入額は債権の5%から10%程度である事が普通です。

債権者の中には持っていても紙くずになるかもしれませんし、本業に精を出したほうが得策と考える方も一定割合、いますので買取をしてくれるところにお願いしてしまう事もあるのです。
つまり会社が存続している間にお金をひっぱれるだけ引っ張ってきて会社を潰し、債権者から安く債権を買い取り、破産後の分配をたくさん貰えるようにするという考え方です。

面白いのは総会屋と呼ばれる人たちは企業の株主総会にとっては敵ですが総会屋対策をやってくれるものもあります。
直接的に会場を守ったり、総会屋の人たちの発現を妨害、あとは物理的かつ合理的に会場内に反社会的な人たちが入って来られないように工作するなど手口は様々です。

こちらも今行われている株主総会には警察が入るなど安全性も高まってますし反社会勢力は総会に参加できないような仕組みになっていますのでこれも過去の産物です。

経営コンサルティングを並列で名乗ることが多い職種について

さて表の世界を見ていきたいと思います。
先ほど中小企業診断士が経営コンサルティングを並列で名乗る事が多い旨を紹介しましたが、その他にも税理士や公認会計士、あるいは行政書士や司法書士なども同じように並列で名乗っている方々が多いです。

これは自らの特技を生かしてコンサルティングを行い収入を得るための手段を増やしている事があげられます。
例えば税理士として中小企業の経理業務を請け負っている場合、その請け負っている企業の財務状況や経営成績は一目でわかってしまいます。

うまく経営されていれば全く問題はありませんが全ての企業がそういうわけではなく、中には業績不振に陥っている企業もたくさんあります。
そういった企業とコンサルティング契約を結び様々なアドバイスを行います。

特に最近多いのがROEという指標です。
自分の資本を使って効率的に利益を得られているかを見る指標ですが、こういった指標を用いての分析や、同業他社と比較した際の自社の強みや弱みの分析など定量、あるいは定性分析結果をレポートする事で企業経営に役立ててもらおうとするものです。

特に税理士や公認会計士は数字を見て会社がどのような状況にあるか判断しやすい立場にあるため経営コンサルティングを名乗りやすい職種にあると言えます。

中小企業診断士も同様です。
この資格も中小企業の大きな悩みと言えば資金計画や資金繰りです。

こういった悩みから中小企業診断士と契約する事が多いですが、それらの悩みを相談しているうちに自然とコンサルティングを行うようになります。
税理士などと同じように数字にも強いため経営の羅針盤となるべく様々なアドバイスを行う事が可能です。

このように経営コンサルティングは正式な資格ではありませんが、様々な仕事をしている人たちが自らの強みを生かして主に中小企業に経営上のアドバイスをする戦国武将でいうところの軍師のような役割をしている訳です。

最終更新日 2025年5月15日 by estwittering