IT会社を起業して脱サラ

元々IT企業に勤めていたため、いつか起業したいと思っていたところ、取引先で同じように考えている仲間が集まって、IT会社を起業して脱サラしようと思いました。

起業しようとみんなで集まった時に一番大変だったのが起業したIT会社が安定経営するための開業資金集めと資金繰りでした。

参考・・・・資金繰りを改善する3つのポイント!これで銀行融資の審査を通過しよう

まず私たちが起業するのに絶対必要な資金として、株式会社を登記するための登録免許税や定款謄本手数料や定款認証手数料や印紙代として約25万円が必要だと初め思ってましたが、電子定款で登録してくれて収入印紙代の掛からない業者を探して、約20万円で株式会社を登録できる事になりました。

また開業費用として起業する仲間5人が入れて、さらにIT環境が整ったオフィスを探しましたが、5人ぐらいで使える丁度いい賃貸オフィスが見つからず、出来ればお金を掛けたく無かったけど、IT会社をやる以上最低限のセキュリティは必要だったので、毎月の家賃が50万円の広めのオフィスを借りる事にしました。

それ以外にIT関係の事業を運営するためにPCやサーバーなどの購入のために200万円近くの資金が掛かる事が解り、もろもろの必要資金を割り出して、最低2000万円以上の初期投資が必要になりました。

何度も事業計画を見直して1000万円資金を集めた

初めに大手の金融機関から、事業計画書や必要書類などを持って交渉上手な仲間と一緒に投資担当の所に何度も足を運び、銀行に限らず信用金庫や公的融資制度や様々な融資を受けられる所を回って、何度も事業計画を見直して1000万円資金を集めました。

足りない資金は5人で貯金を100万円ずつ出したり、親戚や家族にお金を借り歩いたり、最後には起業に賛同した友人にまで融資してもらって何とかお金を集めて起業のめどが立ちました。

いざ起業してみると、思っていたように新規の顧客の開拓が出来ずに、起業した仲間の給料を毎月15万円ずつ払うと赤字になる状態が続きました。

起業する時に半年分の運営資金を用意してましたが、オフィスの家賃やプロバイダーに払う費用やオフィスの光熱費や借金の返済など絶対に必要な固定費は減らせなくて、5人に払う報酬を10万円に下げましたがそれでもどんどん資金が底をついていきました。

その頃になると何件か新規の契約を取れるようになって、事業が軌道に乗り始めましたが、クライアントからの支払いが3ヵ月後に現金になる約束手形だったため、資金が底をついたので資金繰り目的で約束手形を割り引いて買取ってもらい何とか資金を得ました。

そんな苦労もあって、起業してから1年ぐらいで資金繰りで苦労しなくなり、会社の経営も軌道に乗りました。

最終更新日 2025年5月15日 by estwittering