「有名な大成建設の歴史が知りたい」
「大成建設で働きたい」
「大成建設が関わった建築物ってどんなのがあるの?」
大成建設は日本でも有数の大手建設会社として知られています。
創業は1873(明治6)年と日本国内の建設会社の中でも老舗です。
実際に大成建設という名称になったのは1946(昭和21)年ですが、正式な設立年数は1917(大正6)年となっています。
日本全国に支店を持ち、国内営業所の数は42、海外にも拠点を持ち、近い所では台北、フィリピンや北アフリカなど多彩な地域に存在している非常に大きな企業です。
社名の由来は創業者である大倉喜八郎の戒名にちなんでおり、集大成の意味を持つといいます。
自然と調和してより高く・深く・広く活動する経営理念を表す社章を用いているのも特徴です。
大成建設が携わってきた建築物
日本国内でも有数の歴史を誇る企業であることから、昔から様々な地域の建築に携わってきました。
例えば、銀座の煉瓦街や鹿鳴館、日本初の鉄道駅である新橋停車場など明治などを象徴する建物の建設を請け負ってきていることは、非常に驚くべきことといえます。
また、当時の東京随一の木造建築物や日本初の防火床、純洋風ホテルである帝国ホテルの旧館など、多岐にわたる分野で活動をしていたことは事実です。
1890年には日本でも初めてのトンネルを作るなど、まさに日本の成長をサポートしてきた企業といえます。
日本初の地下鉄や鉄筋コンクリートなど、大正・昭和時代に入っても日本を建設・土木分野から大きく支えてきました。
第二次大戦前である1937(昭和12)年には台湾や中国大陸へも進出を果たしており、台湾最大の商業銀行などを建てる役割もはたしています。
第二次大戦後も日本の復興にいち早く尽力
第二次大戦後も日本の復興にいち早く尽力をしており、日本復興の象徴ともなった昭和39年の東京五輪の舞台となった国立競技場を改修したのもこの会社です。
前身である明治神宮外苑競技場や1853年に建てられた当時の国立競技場の建設をも担当していました。
日本国内の気象に関する情報を改善したきっかけとなった、富士山山頂レーダー基地の建設もヘリコプターなどを使って行っています。
本州と北海道を結び付ける青函トンネルの開通にも尽力しました。
現在の都庁や横浜ランドマークタワーの建設を行っているなど、日本の象徴樽建物を数々建ててきているのは特徴です。
過去だけではなく、現在でも多様な技術を活用して、より多くの建物に良い影響を与えるように努力している企業とも言えます。
木に塗るだけで燃えにくくなる特殊塗料を開発
木に塗るだけで燃えにくくなる特殊塗料を開発し、文化財の保全に役立つようにしています。
木の表面に塗ることで防火性能向上に役立つ塗料は珍しく、既存の木造建築を解体せずにできることから、注目が集まっているなど、技術力が優れていることは現在でも事実です。
今まで木を燃えにくくするためには、特殊な装置に入れて圧力をかけて特殊な薬剤を気にしみこませなければなりませんでした。
しかし、塗るだけで効果を実感できるようになっていることから手軽に文化財保護に役立つといわれています。
文化財だけではなく、すでに建てられている木造一般住宅へも役立つ可能性が示唆されており、今後の建築業界に大きな影響を与える技術です。
鉄骨を木材で覆うことで安く耐火性能向上が期待できる技術も開発
また、鉄骨物件であっても鉄骨を木材で覆うことで安く耐火性能向上が期待できる技術も開発しており、工場や倉庫の建設で必須とされている準耐火構造をクリアしつつ日本国内での間伐材などを使用した木材の利用も期待できるという意見もあります。
接着剤を使用せず鉄骨に木の板をビスで留めるだけでいいため、耐火性能向上を簡単に低価格できることから、既存の工場などで耐火性能をより高めるための手法としての注目度も高いです。
塗料と合わせてよりいっそう耐火性能に良い影響があるのではないかと考える人もいるため、多数の技術力を活用して、既存の建物を解体することなく長持ちさせる方法を提供しているといえます。
新築だけではなくすでに建てられている建物に関しても耐久性を高くすることが期待できるため、ビルや工場、倉庫など現在の建築状態で改めて立て直すことが難しい物件などにも技術力を応用し、耐久性を増してさらに長持ちさせるようにすることへの期待も高いです。
鉄筋コンクリート造りの建物の耐震性能を向上させる技術なども持っていることから、大手の企業が新たにビルなどを建てる時に、耐震性を向上して安全性に配慮した建物に仕上げることも可能とされています。
単純に新しい建物を建てるだけではなく、昔ながらの建物を大切にしつつ、どうしても補強が難しい物に関しては新たな技術を使ってより長持ちする物を建てられるようにしているところも、ポイントの一つです。
まとめ
今後も日本国内の土壌に合った建物を作るために、日夜技術を研究し、より良い物を建てるために努力を続けると考えられています。
現在の技術に甘んじることなく、建築に関して安全性を向上し、次の時代につながる建物を残し続けるよう努力をしている企業です。
これからも多くの日本の象徴となる建物を建てることが期待されています。
最終更新日 2025年5月15日 by estwittering