1,室内飼いにはゲージを使おう

犬を飼育する際にあると便利なアイテムは色々あります。

まず用意しておきたいのはケージです。

室内飼いには必須のアイテムで、リラックスして過ごせる場所になります。

室内の広々としてスペースにいる方がストレスが少ないのではないかと考える人もいますが、広すぎる空間は逆に神経を使うことも多くあります。

なぜかというと家の中の広いスペースが自分のテリトリーとなるので、全てを警戒しないといけなくなってしまうからです。

その場合には来客があった際などに、自分のテリトリーに侵入したと思って吠えることもあります。

野生では暗くて狭い場所をねぐらにしていたので、暗く狭い場所の方が落ち着くことができます。

ケージがなくてもソファーの下にもぐったり、狭いスペースを好むことも珍しくありません。

特に小型犬の場合には、安心できる自分だけの空間を用意してあげることが重要になります。

また、留守番をしてもらう時に、誤飲や怪我を防げるというメリットもあります。

プラスチックの玩具やチョコレートのお菓子など、口にしたら危険な物が家の中には溢れています。

勿論飼い主も気を付けてはいるでしょうが、全てを完璧に防ぐというのは難しいものです。

目に触れない場所に置いておいても、うっかり留守中に見つけて食べてしまうこともあります。

そういった誤飲トラブルを防ぐのに、ケージがあるととても便利です。

 

2,ゲージを設置するポイント

ケージを設置する時のポイントは、設置場所に気を付けることです。

リビングなど家族が集まる場所に設置することが多いようですが、窓際など日当たりが良い場所だと暑すぎてしまうこともあります。

夏場などは熱中症の心配があるので、エアコンを1日中稼動していることも多いと思います。

エアコンの風が直接当たる場所だと、冷えすぎることもあるので注意が必要です。

また、犬が狭い場所を好むとはいっても、あまりに狭すぎるケージはおすすめできません。

体のサイズにあった物を選ぶ必要があります。

数か月で大きく成長することもあるので、成長した時のことまで考えて選ぶのがおすすめです。

ケージの中には折りたためるようになっていて、サイズを変えられるものもあります。

それからケージの中を清潔に保っておくことも大切です。

ケージの中には毛布やベッドなどを用意することも多いですが、定期的に洗濯したり交換したりするなど衛生面にも気を配る必要があります。

そして、ケージの中に入れっぱなしにするのではなく、外に出して一緒に遊んだり散歩に出かけたりする時間も十分に確保することが大切です。

 

3,持ち運びの時のお役立ちアイテムのクレート

クレートも愛犬を持ち運ぶ時などに利用するアイテムになります。

外出して電車やバスなどに乗る際は、クレートに入れておくことがマナーになります。

プラスチック製の物と布製の物があります。

布製の物はソフトケージと呼ばれることもあるようです。

外出するのは散歩に行く時だけなので、電車やバスに乗ることはないという人もいると思います。

クレートは普段の生活で必ずしも必要なわけではありませんが、災害が起きた際などには必要になることもあります。

ですから普段から慣らしておくことが大切です。

クレートに慣れていないといざという時に嫌がって、中に入ってくれないということがあります。

災害の避難所などに行けなくなってしまうことも考えられるので、災害時のことも普段から考えておかなければなりません。

クレートを選ぶ際のポイントは、中で向きを変えられる位のサイズを選ぶことです。

あまり広すぎると落ち着かないですし、狭すぎても窮屈に感じてしまいます。

成長して小さくなった時には、新しい物に買い替えた方がいいこともあります。

 

4,成長に合わせてカスタマイズできるサークル

サークルはケージとは異なり、天井が付いていません。

側面だけに柵が付いていることが多く、床面が付いているものもあります。

犬だけのエリアを簡易的に作るためのものになります。

サークルの素材には、プラスチック製やステンレス製、木製などがあります。

パーツを組合わせるものなので、成長に合わせて大きく変えられるのがメリットです。

天井が付いていないので、エサの出し入れがしやすいという特長もあります。

ただし、天井がないので落下物を避けることはできません。

地震が起きた際などは、上から物が落下してくることも考えられます。

地震のことを考えると、周囲に物がないようにしておく必要があります。

また、天井がないので脱走してしまう恐れもあります。

小さい頃はジャンプ力がないので脱走することはできませんが、ジャンプ力が付いてくると柵を簡単に越えることができるようになります。

柵をよじ登って外に出ることを覚えることもあるようです。

サークルを活用するのは、子犬の時期など限定的に使う事が多くなっています。

家の中を自由に動き回らせる予定でも、小さいうちは危険を避けるために行動範囲を制限することも重要だからです。

天井部分を取り付けられるタイプもあるので、自由にカスタマイズすることもできます。

 

神澤 光朗も参考

最終更新日 2025年5月15日 by estwittering